行動促進の2大アプローチ、ブレーキ外しとチャンクダウンを使いこなす

コンサルティングや心理セラピーと同じようなものだと思われることも多いですが、コーチングはクライアントの行動を重要視する点が大きく異なります。行動促進を重視するコーチングでも、クライアントの状態によってはなかなか行動に移せないこともあります。そんなときには、コーチはクライアントのブレーキを外したり、チャンクダウンしたりというアプローチをとります。今回は、確実にクライアントを行動に導くこれらの方法をご紹介します。

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チャレンジには不安や恐れがつきもの

新しいこと、特に自分が苦手だと感じている分野のことにチャレンジするときには、不安や恐れが生じます

不安や恐れは、一種の自己防衛システムと見ることができます。不安や恐れがあるからこそ、危険を素早く回避し、身を守ることができるのです。

ですから、「うまくいかなかったらどうしよう?」と不安になったり、恐れのために「行動しないといけないけど、あまり乗り気がしない」と思ったりするのは当然のことなのです。が、こういった不安や恐れは、行動を妨げるブレーキになっているのです。

チャレンジしようとするときには、この自己防衛システムはマイナスに作用します。チャレンジするときに必要なのは、「危険を回避」するのではなく、「チャレンジに向き合う」ことです。それによって自分の可能性を広げていくことができるのです。

ブレーキ>>>アクセル

車は、ブレーキがかかった状態でアクセルを踏んでも、決して前には進みません。どんなに強くアクセルを踏んだとしても、ブレーキがかかっていると動かないのです。

人間も同じで、たとえ目指すべきゴールがはっきりしていても、やろうというモチベーションが高くあったとしても、ブレーキがかかったままでは、行動に移すことは難しいのです。もっとはっきり言えば、ブレーキがかかったままではゴールへ到達することはできません

行動して結果を出すためには、まずブレーキを外す必要があるのです。コーチングでは、結果を出すために、このブレーキを外すというアプローチをとります。クライアント自身もブレーキに気づいていないこともありますが、どこにどんなブレーキがあるのかを知ることが求められます。

ブレーキが外れれば、それだけで行動が加速されます。気球と同じです。気球には砂袋がおもりとして付けられていますよね。それがあることによって地面に固定されていますが、砂袋を外せば、気球は一気に大空へと舞い上がっていきます。

ブレーキが外れただけで、一気に加速してブレイクスルーを起こす人もいます。あなたも、自分でもまだ気が付いていないブレーキを外してみたいと思いませんか?

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ブレーキの正体は、「思い込み」が8割

ゴールに到達したい、成果を出したいと望むなら、ブレーキの正体を明らかにすべきです。そのためには、自分と向き合う必要があるでしょう。

チャレンジが失敗すること自体に恐れを感じているのでしょうか?それとも、チャレンジが失敗することで自分の評判に傷が付くことを恐れているのでしょうか?あるいは、ただ経験がないから漠然と不安なだけなのかもしれません。

その正体を知ることができたなら、対処するにはどうすれば良いかを考えていけばブレーキは外れます。

余計なことまで考えすぎていただけだったり、過去の小さな失敗体験に引きずられているだけだったり。客観的に考え直せば「大したことないよな」と思うものがブレーキになっていることが非常に多いです。

問題は、それに気づけるかどうか。恐れは、「負の感情」の一つです。人は不快なものや居心地の悪くなるものから逃れようとする本能が備わっているため、負の感情と向き合うのは簡単なことではありません。負の感情と正面から向き合うことは、本当の自分を知ることなのです。ありのままの自分を知ることができれば、自分が取るべき行動がわかり、成果を出すために行動し、成長していけるのです。

チャンクダウンすれば「今やるべきこと」が明確になる

「やりたいことがあるけど動けない」人は、ブレーキがかかっている他、大きく考えすぎているというケースも多いです。そんなときには、「チャンクダウン」のアプローチを取ります。

チャンクとは塊を意味し、チャンクダウンは大きな塊を細かく砕いていく、という意味です。

チャンクダウンすると行動レベルが小さくなるので、「これならできる」と感じます。人は、明確にイメージできれば行動することが容易くなるのです。ですから、詳細に、明確に、具体的にしていけば、それだけで自然と行動が促進されるのです。

例えば、将来は海外で働くことにチャレンジしたいと思っている場合。「海外で働く」だけを考えていると・・・具体的に行動に移すことは難しいです。右も左もわからない海外に飛び出すのはとても勇気が必要なことなので、今自分ができることとのギャップが大きく、委縮してしまうのです。

チャンクダウンして、適切な行動レベルに分けて考えてみましょう。例えば、言語を習得したり、実際に現地に下調べに赴いたり、海外赴任の経験のある友人に連絡を取ってみたり。まだまだ大きいのでもっとチャンクダウンします。

言語を習得するためにスクールを探したり、マンツーマンの講師とコンタクトを取ったり、いつまでに何をするかをスケジュール化したり。具体的な行動が取りやすくなるレベルまで明確にし、行動し続ければ、いつしか夢を実現させることができるでしょう。

チャンクダウンのポイントは、それを構成している要素に分けることです。チャンクダウンの汎用性は高く、あらゆることに使えます。行動をしやすくするために詳細にしていくだけでなく、大きな目標を細かく砕いて目の前の小さな目標に変えてみたり、漠然とした恐れの正体をより明確にして原因を突き止めてみたり。

大きな塊を、小さく明確にするのです。「5W1H 」などの質問を活用することも有効ですね。

ひとりで向き合うか、コーチと共に歩むか

新しいことへのチャレンジは、上手くいくばかりか、上手くいかないことの方が多いかもしれません。上手くいく人は、なるべく短期間に多くの失敗を経験し、そこで試行錯誤を重ねます何度も何度もチャレンジした先に、結果が待っています

自分ひとりでゴールに向かうのか、行動を促すプロであるコーチと共により早く、より高いゴールに向かって歩むのか。

どちらを選ぶも、自由です。より充実した人生を歩める方を選んでほしいと思います。

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