忘れもしない、4年前の冬の話。
友人の主催するワークショップの事前打ち合わせに参加し、3時間でコンテンツ整理をしました。予定通り終わり、参加者全員で懇親会に行こうとしたときのこと。
打ち合わせの場所に傘を忘れて取りに戻ろうとしたところ、参加者の一人である24才の女性が私の傘を持って出てきました。
「あ、すみません。」
咄嗟にそう言ったサトウに、彼女が返したものとは・・・
ざっくり見出し
言葉の違いが、大きな違い
今日は習慣の話です。
習慣には思考・行動・言葉など様々ありますが、もっとも変えやすいのは「言葉」だとサトウは思います。言葉を変えれば思考が変わりますから、言葉遣いをひとつ気を付けるだけでも、
冒頭の物語。彼女の一言は・・・
「すみません」じゃなくて「ありがとう」で言ってね☆
たったこれだけのシンプルな言葉ですが、サトウの心にいつまでも響きました。
すみませんvsありがとう。
すみませんvsありがとう。
それ以来、日頃から気にかけるようになった「感謝の言葉」。それまで気にすることさえなかった言葉ですが、気にしてみると、いかに「すみません」
よくよく考えてみれば、感謝の意を表現するのに「すみません」
「すまないという私の気持ち」を表現している、自分に向いた言葉です。
頭に言葉をつけるとすれば、
「(そんなことをさせてしまって)
というところでしょう。
一方のありがとうは、いい言葉です。
相手の行動を「有難い」ものだと感謝する、相手に向いた言葉です。
頭に言葉をつけるとすれば、
「(そんなことまでしていただいて)ありがとう」
というところでしょうか。
そこには謝罪の意味は一切なく、
言葉の習慣が変えやすく、即効性がある理由
今でもたまーーーーに、「すみません」
言葉の習慣を変えやすいのは、
「これから、感謝の時には「ありがとう」と言う。
もし「すみません」と言っていたら都度指摘してほしい。」
という旨を伝えれば、
改めて言いますが、言葉は、一番変えやすい習慣なんです。
理由はたくさんあります。
・言葉なので何回でも言える、労力も極小
・言うのには行動ほどの時間がかからない
・相手には伝えることが出来る
・相手の反応をすぐ見れる
言うだけですし、言った後に付け加えて上書きすることも出来ますからね。
言葉の変え方には要注意!「疲れた」を変える例
他に、サトウが言ってしまいがちだったのは・・・
「疲れた」です。
あなたも、無意識に言ってしまっていませんか??これもマイナスの言葉ですよね。サトウは「疲れた」をプラスの言葉に変えてから、気持ちがグッと楽になり、励まされるようになり、明日ももっと頑張ろうと思えるようになりました。
NG例:「元気!元気!」
「疲れた」を変えようと最初に取り組んだのは、「元気だと思える言葉」に置き換えてみたことがありました。
ストレートに「元気!元気!」とか言ってみたり。
「元気100%!」とか言ってみたり。
「まだまだ出来るぞ~!!」と唱えてみたり。
こういった、自分を鼓舞する形の言葉です。
結論から言えば、これはダメです。全然ダメです。
元気だと鼓舞したところで、疲れている事実は消えません。もっと言えば、自分を誤魔化して、偽っていることになります。疲れているのにいくら「元気!元気!」と言ったところで、所詮は嘘なのです。
こういう鼓舞する言葉を選んでいたときには、「疲れたと言ってはいけない」という思い込みがありました。だから、無理してでも鼓舞しようと考えていました。
嘘なので気持ちが良くないですし、自分の気持ちに鈍感になり、いずれ不感症になってしまうことも考えれます。
OK例:「よく頑張ったなぁ」
そんな紆余曲折を経ましたが、今は、疲れた事実を認めつつ、自分を応援する言葉に変えています。
それは、「よく頑張ったなぁ」という言葉です。
これはめちゃくちゃいい言葉です。疲れたことは事実なのでそのまま受け止めますが、言葉には出しません。そこに自分自身を褒めるプラスの言葉をセットにするのです。
サトウの100点は「よく頑張ったなぁ」ですが、似たような例であれば。
「これだけ終わらせたなぁ」とか、
「着実に前に進んでいるなぁ」とか、成果を見つめる言葉も良いですね。
成果が出たのは、自分が行動したからですよね。成果が出たことをしっかりと自分自身で認めて、褒めてあげましょう。
言葉が変われば、人生が変わる
プラスの言葉は、プラスの思考に繋がります。
プラスの思考が積み重なれば、プラスの行動につながり、プラスの習慣になっていきます。小さなことですが、確実に実行可能なことだからこそ、大切にしていきましょう。
簡単に変えられる言葉の習慣から、
コメントを残す