「信頼」と「親密」な関係が成果を生む土壌‐コーチとクライアントは提携関係

コーチとクライアントの間の関係は、単なる仕事の請負人と依頼人の関係に止めるべきではありません。コーチングを最大限機能させるためにも、お互いに「良い関係」を築き上げる必要があります。良い関係とはどんな関係か、そして、一体どのようにそのような関係を培うことができるのでしょうか?

「親密さ」と「信頼」のある関係性が何よりも重要

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コーチングのベースであり、何よりも重要になるのが、コーチとクライアントが「親密さ」と「信頼」のある提携関係を結べていることです。コーチとクライアントが、よそよそしい関係であったり、信頼さがなかったりといった状態のまま対話をしても、効果的なコーチングにはなりえないです。本心で話せなければ、意味がないのです。

コーチングを機能させるためには、クライアントが自分の置かれている状況や気持ちを本音で話してもらうことが必要です。仕事のこと、人間関係のこと、悩み、不安、将来の夢、願望、本当はやりたいこととその熱い思い。そういった、普段は周りの人には話しづらいことまで話すわけですから、コーチはある種、特別な存在だとも言えます。

だからこそ、親密さと信頼が必須なのです。クライアントがコーチに必要以上に気を使って、当たり障りのないコメントをしていたら、成果を生むことができません。

クライアントの無限の可能性を信じる応援者

家族や友人との間の親密さや信頼関係は、長い期間を掛けて築き上げられるものです。一方、コーチングによって成果を得るためには、コーチとクライアントの間にも家族や友人との間と同じような、あるいはそれ以上の関係を築く必要性があります。

短期間でそのような関係を築くのは、難しいと思われた方もいるかもしれませんね。しかし、コーチがクライアントの無限の可能性を信じて全面的に応援するなら、二人の関係は大きく変わるでしょう。コーチから信頼されているとクライアントが感じると、その信頼に応えたいという気持ちになるのではないでしょうか。

さらに、本音で対話することが求められるコーチングセッションでは、コーチも本音で話をします。あなたのゴールは、コーチのゴールでもありますから、コーチも真剣です。

片方だけが本音で話をしても、良いコーチングを行うことはできません。ですから、クライアントが自ら本音や本心に気づけるよう、何でも話せる「信頼できる環境」を作れるよう、コーチも率先して本心で語ります。

コーチは「愛」と「責任」をもってクライアントを応援し続ける

セッションを重ねるごとに、クライアントとコーチの信頼関係・親密さは強固なものとなっていきます。コーチは愛と責任を持ってクライアントを応援します。クライアントも、コーチの真剣さを感じるたびに、その期待にぜひとも応えたいと願うようになることでしょう。

コーチングでは、セッションを通してクライアントのゴールや目標を設定し、その目標に向かってどう進んでいけば良いかを計画し、実際に行動に移していきます。目標を達成するためには行動することが必要不可欠なので、行動が鈍るようなことを排除し、ガンガン進めるように応援をしていくのです。

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「応援」という言葉を使いましたが、もちろん「がんばれー!」と無責任に言うだけではありません。クライアントとセッションを重ねるなかで、クライアントにとって今必要なことを的確につかみ取り、様々な支援を行うのです。具体的に言うと・・・

  • 選択肢を提示する
  • アクセルを踏む(モチベーションアップ)
  • ブレーキを外す(恐れ・不安の解消)
  • 「できる」と応援&安心させる

といった具合です。クライアントの状況に応じて、あらゆる視点でクライアントの行動を促していくのです。セッションの方向性はクライアント主体で決めますが、コーチは常に広い視野でクライアントに接して、どうすればより行動が促進されるかを考えています

例えば、クライアントが行き詰まり感を感じているようであれば、行動の選択肢をクライアントと洗い出していくという手法を取るでしょう。

方向性が見えていて、あとはやるだけ!という状態になっていれば、思いっきり行動させるためにビジョンを膨らませて達成した状態を味わえるよう、アクセルを踏ませるセッションになります。

何か新しいことに不安を感じているようであれば、情報提供や過去の実績を振り返ることによって、ブレーキを外すようなセッションを組み立てていきます。

そして、あらゆるセッションで「あなたならできる!」とか「必ずやると約束してくれますか?」とか、「まず何からやりますか?」とか、「〇〇をやったら報告してくれますか?」とか・・・必ず行動するようにクライアントを促していくのです。

コーチの様々な応援は、クライアントに安心感を与えます。安心感を得たクライアントは、必要な行動をとれるようになり、結果、自分に自信を持つことができるでしょう。自信を持てれば、「大丈夫、ちゃんとできるじゃん!」と前向きに、目標に向かう行動を重ねていくことが可能になります。

このように、コーチングの中でゴールに向かった責任をお互いに果たしていく中で、より信頼・親密さが深まっていくのです。

お互いに自分の役割を果たして「合意したゴール」へと進む

コーチとクライアントの間に、請負人と依頼人以上の関係が求められることが理解できましたでしょうか。しかし、改めてお伝えしておきたいのですが、親密さを勘違いした、「なあなあの関係」とは違います。

クライアントが夢や目標に向かって前進するためにも、コーチとクライアントがそれぞれに自分の役割を認識し、それをきっちり果たすことを約束し、それを実現し続ける必要があります。

それぞれの役割を簡単に言えば、

行動するのはクライアントの役割
行動させるのがコーチの役割

です。

前記事でお伝えした「コーチ」の語源の通り、コーチングは目的地:ゴールに向かうものでしたね。

コーチングでは、いかに「合意したゴール」へ進むかが大切になります。(この点については、次の記事で詳しくお伝えします)

残念なことに最近のコーチングで増えてしまっているのが、コーチングセッションをしてただ単に「モヤモヤしていた気持ちがスッキリした」や、「自分が目標にすべきことが明確になった」というものです。

後者もイマイチですが、特に前者はコーチングで本来扱うべき領域ではありません心を軽くするのはカウンセリングの領域です。コーチングとしては、それだけでは不十分です。

「合意したゴール」を目指すためにも、良い関係を築き上げ、お互いの役割をきちんと果たす必要があるのです。

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「本来のコーチング」は、クライアント力も必要

今回は、コーチとクライアントの役割とその関係性についてお伝えしました。

「気持ちをスッキリさせていい気持ちにさせる」ぐらいの偽・コーチングなら、ここまで強くは言わないことでしょう。しかし、本来の結果・成果にコミットするコーチングは、クライアントもそれなりの覚悟で臨まねばなりません

本気のクライアントと、本気のコーチが、同じゴールに向かってそれぞれの役割を果たしていく、それが、コーチングのあるべき姿なのです。

この関係性を築けるコーチと巡り合えれば、あなたのゴール達成は約束されたようなものです。

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