そんな悩みを抱えていませんか?
結論から言えば、モチベーションがなくても「行動できる仕組み」を作ることが継続のカギです。本記事では、やる気が出ない時でも副業を続けられる5つの実践法と、サトウ自身のリアルな体験を交えて紹介します。
ざっくり見出し
副業のモチベーションが続かない原因とは?
副業に限らず、新しいことを始めた当初は誰もが高いモチベーションを持っています。新しいことへの期待や「これで収入が増えるかも」という希望に満ちています。しかし、多くの人が数週間後には熱が冷め、副業が続かなくなってしまいます。
なぜ、モチベーションは続かないのでしょうか?
時間管理が難しくやる気が維持できない
本業の仕事の後、家事や育児をこなし、さらに副業の時間を確保するのは想像以上に大変です。「今日は疲れた」「明日またやろう」と後回しにしやすく、その積み重ねがモチベーション低下につながります。
特に40代は、仕事の責任が重くなる時期。家庭では子育てや親の介護など、時間的余裕がますます減っていきます。そんな状況で新たな時間を捻出するのは、想像以上に困難なのです。
最初の成果が出ず不安になる
「1ヶ月副業を頑張ったのに全然成果が出ない…」
副業を始めても、すぐに目に見える成果が出ることはほとんどありません。特にブログやSNSなど、読者や顧客を集める必要がある副業は、最初の数ヶ月は見返りがないことも珍しくありません。
この「報酬なき努力」の期間が、モチベーションを著しく低下させます。「このまま副業を続けても意味があるのだろうか」という不安が頭をもたげ、やがて行動が止まってしまうのです。
「今日くらいいいか」が続いてしまう思考
「今日は特別に忙しいから副業は休もう」 「明日から副業にまた本気を出そう」
こうした「例外」を作り始めると、それが習慣になってしまいます。脳は常に楽な方へと流れようとするため、一度「休む」という選択肢を認めると、次からはますます簡単に「今日はやらなくていいや」と判断するようになるのです。
これが繰り返されると、いつの間にか副業そのものが頭から消えていくことになります。
モチベーションが続かないときに試したい考え方
では、どうすればモチベーションに頼らずに続けられるのでしょうか。まずは考え方を根本から変える必要があります。
やる気は「行動のあとに湧く」もの
多くの人は「モチベーションが湧いてから行動しよう」と考えます。しかし、実は逆なのです。
心理学の研究によれば、やる気は行動の「結果」として生まれることが多いのです。つまり、「やる気が出ないから行動できない」ではなく、「取り組まないからやる気が出ない」という因果関係にあります。
たとえば、どんなに疲れていても、いったん副業の作業に取りかかれば、5〜10分後には「意外と集中できる」という経験はありませんか?これがまさに、行動が先、モチベーションは後から付いてくるという証拠です。
習慣化で思考の余地を減らす
「今日はやるべきか、やめるべきか」と毎回考えること自体がエネルギーを消費します。これを心理学では「意思決定疲労」と呼びます。
継続できる人は、こうした思考の余地を極力減らして「自動化」します。歯磨きをするかどうか迷わないのと同じように、副業の時間も「当たり前の習慣」にしてしまうのです。
「毎日20時から21時は副業の時間」と決めれば、その時間になったら自然と作業に取りかかるようになります。最初は意識的に習慣づけが必要ですが、21日程度続ければ無意識の行動になるとされています。
「やるかどうか」ではなく「いつやるか」に変える
選択肢を「やるかやらないか」ではなく、「いつやるか」に変えるだけで継続率は大きく変わります。
たとえば「今日は副業をやるか、やめるか」と考えると、疲れている日は簡単に「やめる」を選びがちです。しかし「今日は何時に副業をやるか」と問いを変えれば、「やる」ことを前提に時間を決めるだけになります。
この微妙な違いが、長期的な継続には大きな差になってきます。
モチベーションがなくても副業を続けられる5つの方法
ここからは具体的な副業継続の実践法をご紹介します。どれも今日から始められるものばかりです。何かひとつでも取り組んでみてください。
5分だけ着手ルール
「今日は最低5分だけ副業に取り組む」というルールを設定しましょう。たった5分なら、どんなに疲れていても、やる気がなくても取り組めるはずです。
重要なのは、5分経ったら「副業を続けるか、やめるか」を自分で判断する余地を残すこと。多くの場合、いったん始めてしまえば「もう少し続けよう」という気持ちになります。
仮に本当に5分だけで終わったとしても、それは立派な前進です。何もしないよりは確実に良い結果をもたらします。
タスクを細かく分解する
「副業のブログ記事を書く」という大きなタスクは、疲れているときには手が付けられません。しかし「ブログのタイトルだけ考える」「記事の構成を箇条書きにする」といった小さなタスクなら、気軽に取り組めます。
副業のタスクは「30分以内で終わる大きさ」に分解しましょう。そうすれば、スキマ時間でも確実に副業が前進できます。
具体的には以下のようなイメージです。
- 副業ブログ記事を書く
→「タイトル案を3つ考える」「見出しを作る」「導入文を書く」 - オンラインサイトを作る
→「売る商品リストを作る」「ロゴのラフ案を描く」「競合店を3つ調査する」
このように細分化することで、「今日は疲れているから、やらない」という言い訳が通用しなくなります。
日報やチェックリストで副業の進捗を見える化
人間は進捗が見えると、大きなモチベーションになります。逆に、どれだけ副業に頑張ったのか目に見えないと、すぐに心が折れてしまいます。
毎日の作業内容を記録する「日報」や、タスクの達成状況を示す「チェックリスト」を作りましょう。スマホのメモアプリでも、紙のノートでも構いません。
特に効果的なのは、日報を誰かに報告する仕組みです。同じ副業に取り組む仲間や、オンラインのコミュニティなどに毎日の進捗を報告すれば、「報告しなければ」という適度なプレッシャーが生まれます。
習慣化アプリで副業を自動化
スマホの習慣化アプリを活用すれば、より効率的に副業の習慣を定着させられます。「Habitica」「Streaks」「Habit Hub」など、習慣の記録や通知機能があるアプリがおすすめです。
これらのアプリの特徴は「連続達成記録」を視覚的に表示してくれること。何日連続で達成できているかが分かると、その記録を途切れさせたくないという心理が働き、継続の原動力になります。
また、決まった時間に「副業の時間です」と通知が来るので、「うっかり忘れ」も防げます。
仲間と副業の進捗を共有する仕組みを持つ
「一人だと三日坊主になる」という人は、必ず誰かと一緒に取り組む環境を作りましょう。
例えば…
- 同じ副業に取り組む友人と週に一度オンラインミーティング
- SNSで「#副業チャレンジ」などのハッシュタグで進捗報告
- 副業仲間とのLINEグループで毎日の作業報告
他者の目があることで、「副業をサボりたい」という気持ちを抑制できます。また、副業の悩みを共有できる仲間がいることで、精神的な支えにもなります。
孤独な副業の闘いほど続かないものはありません。必ず誰かと繋がる仕組みを作りましょう。
実体験から学ぶ「やる気ゼロでも副業を続ける」コツ
ここからは、サトウ自身の副業体験と、私がサポートしたクライアントの副業事例をお伝えします。
サトウの副業失敗と小さな習慣での変化
サトウ最初、副業でブログを始めた当初、3か月で挫折した経験があります。毎日1記事書くと意気込んでスタートしましたが、仕事の繁忙期と重なったことで、サボる1日ができて、2日目ができて、、、結果、ブログの更新が滞りました。
その失敗から学び、再チャレンジの際に取り入れたのが「小さな習慣」です。
- 毎日の目標を「1記事」から「15分だけ作業する」に変更
- 通勤電車の中でブログの構成だけメモする習慣を付ける
- 土日にまとめて副業記事を仕上げる「バッチ処理」方式&予約投稿の採用
特に効果的だったのは、副業作業開始のハードルを下げることでした。「15分だけ副業に取り組む」なら、どんなに疲れた日でも、風邪の日でも取り組めました。そして多くの場合、15分が30分、1時間と自然に延長されていきました。
継続こそが大きな力になるので、この習慣化はサトウにとって大きな恩恵をもたらしてくれました。
「週1報告だけ」で副業継続に成功したクライアント事例
チャットのみのコーチングでサポートした40代の会社員Aさんは、プログラミングスキルを活かして副業を始めたものの、3週間で挫折してしまいました。原因を聞くと「毎日副業のコードを書く時間がない」とのこと。
そこで提案したのが「週に1回の報告」という最小限のルール。
- 毎週日曜日の夜に、その週の副業進捗をメールで報告する
- たとえ5分しか副業作業できなくても、何をしたかを正直に報告する
- 翌週の副業目標を1つだけ設定する
この仕組みを導入した結果、Aさんは8か月間途切れることなく副業を続けられました。最初は週に30分程度の副業作業でしたが、徐々に時間を増やし、現在では月に4万円の副業収入を得るまでになっています。
重要なのは「毎日副業をやらなければいけない」という重圧から解放されたこと。「少なくとも週に一度は副業に取り組む」という緩やかなルールが、長期的には大きな成果につながったのです。
まとめ・次のステップ
副業のモチベーションが続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。それは誰もが直面する自然な現象です。
重要なのは、モチベーションに頼らず、「副業に行動できる仕組み」を作ること。本記事でご紹介した方法をまとめておきます。
- 副業へのやる気は行動の後からついてくると理解する
- 副業の習慣化で意思決定の回数を減らす
- 「5分だけ副業する」というハードルの低いルールを設定する
- 副業タスクを小さく分解して取り組みやすくする
- 副業の進捗を見える化する習慣をつける
- 習慣化アプリを活用して副業を自動化する
- 副業仲間と一緒に取り組む環境を作る
これらすべてを一度に実践する必要はありません。まずは1つだけ、今から始められる小さな副業アクションを選びましょう。
たとえば、この記事を読み終わったら、「明日の副業タイム」をカレンダーに5分だけでも予定として入れてみてください。それだけで、あなたの副業継続への第一歩は始まります。
副業の成功は、派手なアイデアや特別なスキルよりも、コツコツと続ける力にかかっています。
今日の副業「5分」から、あなたの変化は始まります。
他にも「副業が続かないときのマインドセット」や「習慣化のコツ」に関する記事も紹介しています。興味があれば以下もぜひ参考にしてください。
副業を始めたけど、モチベーションが続かない…