独立して1ヶ月が経ちました。
サラリーマンのときに比べて、自分の時間が圧倒的に増えて、その時間の使い方に戸惑っていた8月でしたが・・・ようやく慣れてきました。
時間の考え方をいろいろ模索してきましたが、出した結論はタイムマネジメントは無理、ってことでした。
時間があったらな・・・という幻想
サラリーマン時代、その傍らで様々な準備活動をしてきました。その時に思っていたのは「時間がもっとあったらな・・・」です。
「時間があれば。」は魔法の言葉。夢のような世界が広がります。
- メルマガやブログやYouTube・・・思ったようになるのになぁ~。とか。
- セッションの数だってもっともっと増やせるのに。とか。
- いろんな場所に行けるのに。とか。
でもね、8月の一ヶ月でわかったことがあります。「時間があれば」は幻想でした。
時間があれば、会社員時代に無理くり作り出していた「2時間」と同じ密度で作業ができるから、当然、4倍以上のスピードで進んでいくと思っていたんです。
が、空いた時間全てを、そのときと同じ密度で作業することは、無理でした。
仕事のスタイルを変える必要があった
今にして思えば、仕事のスタイルが違うのだから当然だったのだと反省します。
これまでは、「限られた時間内で最善を尽くす」がサトウ自身の仕事のスタイルになっていたんです。それだけ頑張っても、まだまだ終わらない。だから、時間が足りないことを解消したいと思っていたんです。
でも実際は、時間の量はあんまり関係ありませんでした。
4倍の時間があったとしても、成果は良くても2.5倍。持て余したり、余計なことを考えたり、スマートフォンをいじったり、ネットで調べ物を始めたり・・・無駄にしている時間が多かったです。。。
真に考えるべきは、仕事のスタイルでした。時間がたっぷりある中で、自分の仕事スタイルが確立できていない。だから、変に持て余してしまったんです。
その意識を変えていくのに、サトウの場合はまる1ヶ月かかりました。大げさではなく。
起業前に諸先輩方が言っていました。
「会社はラクだよ。強制力が働くから」
ふーーーん、そんなもんなんかな、と思って聞き流していました・・・自覚が湧かなかったからね。
でも、全くその通り。先人たちのアドバイスは金言です。でも、金言って分かるようになるためには、実感が何よりも必要でした。
タイム・マネジメントとは何か?
マネジメントは「管理」と訳されます。管理と聞くと、監視して厳しく指導するようなイメージがありますが・・・実はこれは誤り。
実際は「より良くすること」「良い状態を保つこと」です。公園の管理人、という表現だとピッタリくるでしょう。
で、よくよく考えると、「時間」って管理出来るもんじゃないんですよ。
「もっと増えろ」って言っても増えないし、「効率よく!」とか思っても、スキマ時間がギュッと圧縮されて2時間になった!なんて出来るもんじゃないです。
時間はただただ、過ぎ去っていくばかり。それは分け隔てなく、全員に平等なこと。
その時間の中で何をするかは、「自分自身の活動」じゃないですか。
タイムマネジメント。これは一般的に使われている言葉なので、そもそもを否定するつもりはないですが、管理できるのは「自分自身の活動」のみです。
こう定義し直すことで、やるべきことがハッキリしてきます。
自分の行動を管理する
最初の話に戻りますが、サラリーマン時代の2時間で集中していたのは自分自身。一方で、時間がたっぷりあるときに、それと同じ濃度で行動できていないのも自分自身。
ある時間における「自分の行動」を管理する(=より良くする)ことが必要ですね。
じゃあ、具体的には?
サトウの場合、行動がハッキリしていないと動きが鈍ります。ゴールが見えていてそのための行動が見えていて、やるべき順番がハッキリしていれば行動できます。
そして、時間的に細かく区切られている方が、動きやすい。
この辺は、一人一人、行動しやすい状況というのは違います。ですが、それを自分自身で理解することは何よりも大切なことです。
自分自身を大切にするためには、自分自身をしっかり見つめなおすことが必要です
例えば、サトウであれば。
何をいつやるかの行動をハッキリさせる時間を取ったり、
タスク管理「GTD(Getting Things Done)」を見直したり、
移動時間は読書を兼ねるよう、持ち歩くものを変えたり。
自分を変える行動を取り、それを定着させることに気を付けた1ヶ月でした。
過去と他人は変えられない。
変えられるのは、未来と自分だけです。
自分の行動を管理すること、言うなれば「セルフ・マネジメント」でしょうか。自分を見直すいい機会になった、いい1ヶ月でした。
さあて。今日から何をしていこうかな。
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