モノを捨てることには抵抗がないサトウですが、本だけは捨てるのが苦手です。特にビジネス書は、「読めば何か新しい気づきがあるんじゃないか」って、捨てずに取っておいてました。
いや、分かってはいるんですよ。
読まない本なんて持っていてもゴミ、だっていうことは。
で、一念発起して今日捨てました。捨て終えて、やっぱり「要らない本は捨てれば良い」という、当たり前のことに、改めて気づいたんです。
ざっくり見出し
1.本を思い切って捨てようと思ったキッカケ
捨てられなかった本の大部分は、ビジネス書。会社員時代の最後の半年ぐらいに、今後のためにと思って大量にビジネス書を買って、「とりあえず読みまくるぞ、うぉーー!」って状態になってたんです。
でもその本は買って1ヶ月で、めちゃくちゃ読むものと、全然読まないものに分かれました。読む本は、線を引きつつ、学びを書き込みつつ、何度も読んでます。でも、読まない本は、ホントに全く読みません。ぺらーーーーーっとめくるぐらいで、「ま、とりあえず」と、捨てずに取っておいたんですね。
でも、うすうすは気づいていたんでしょう。「多分、読まないぞ」と。なので、読まない本を持っておくのもどうかと思って、捨てるの一旦保留BOXを用意して突っ込んでおきました。
「ここに1ヶ月入れて、読まなかったら捨てよう」
しかし・・・それから半年の間、そのBOXをそのまま放置してました。う~ん、保留の決断は保留でしかなかったんですね。
そんななかで、ふと久しぶりに見たセミナー動画でサトウの師匠が
「情報は絞れ!」
と。言ってたんですね。素直なサトウは「ああ、そうだよ、そうじゃないか。」と、手を付けるのすら億劫がっていた、捨てるの保留BOXに手を付けることを決めたのです。
2.捨てられなかった本たちの92%は捨てることに
今日、本を整理しました。結論から言えば、13冊中12冊を捨てました。捨てた理由はたったのひとつ。
「今、読みたい」と思わなかったからです。
12冊の中の半分ぐらいは、もはやタイトルにすら魅力を感じませんでした。残る半分のうちの数冊は、捨てる前に「一応ね」と思って、ペラペラっと読んだんですよ。そこで、ハッキリ気が付きました。
今となってはもう、興味の無いものばかりになっていた、ということに。
サトウにとって「本」は特別な思いがありましたが、結局は、他のものと一緒ですね。使わないものは、持っててもゴミ。場所取り虫。乱雑の元。
おかげさまで、捨ててスッキリしましたよ。目に入ることもなくなり、ストレスの元が消えたという感覚です。断捨離の効果そのものですね。
自己分析すると、本を捨てられなかった理由のTOP3はこれです。
第1位 いつか読むかもしれないじゃないか
第2位 また買うかもしれないじゃないか
第3位 そんなに荷物でもないし、捨てるまでもないじゃないか
結局捨てることになったんで、この迷いに惑わされちゃダメ、ってのがよく分かりました。これらの理由に対する、気づきを書いていきます。
2-1.いつか読むかもしれない、は100%思い込み
せっかく買ったんだし、いつか読むかもしれない。
これが一番大きな捨てられない理由だったんですが、今回のことで分かりました。「いつか」なんて、絶対に来ません。
買い物全てにおいて言えることですが、買った瞬間が一番テンションが高いです。本の場合つまり、一番読む確率が高いのは買った直後です。
そのテンションの高かったときにすら読まなかったのに、また読もうとする・・・なんてあり得るでしょうか??いいえ。Noです。絶対読みません。何故なら、興味は移ろいで、その本を読まない間にまた別の新しい本を買っていきますからね。新しい方を優先したくなるのは当然です。
読んだとしても、興味がなくなっている
これが新たに分かったことなんですが、捨てる前に「一応ね」って、ぺらぺらっと読んでみたんです。
そしたら・・・全っっっ然、面白くないんです。興味を全くそそられませんでした。
1ヶ所だけ「おっ!?」と思う記載があったのも事実ですが、別にその本以外でも書いてあることだったんですよね。今回はマーケティングの本だったんですが。たまたま自分の興味引っ掛かりはしたものの、他のよく読む本で書いてあることでした。
「その本じゃなきゃいけない内容」なんて無いんです。半年の間に、情報感度の良い自分が、他の手段で手に入れているものしか、書いてない。
わずか半年の間でも、チャレンジを続けるうち人は進化してますからね。そうなると、半年前に自分が興味を持っていたことなんて、今から見るとどうでもよくなっちゃってるんですよ。
その進化前の、半年前の自分にもう一度照準を合わせる行為は、無意味ですよね。
2-2.また買うかもしれない、はその時考えればOK
「また買うかも」とは、言い換えれば「せっかく買ったのに何故手放すのか」ということです。
モノの価値を買い値で測ると、惜しい、もったいないという思想になり、捨てられなくなります。ほとんどのものは買った瞬間に価値が下がり、その価値は下がり続けます。
捨てられないあなたは、「迷ったら、捨てる」という基準を持つと良いです。80:20の法則で、あなたに本当に必要なのは、たったの2割と断言できます。
モノの価値を買い値で評価するのは、買ったときの自分だけで十分です。
今の、昔より進化した自分は、「今後、どれだけの価値が自分にもたらされるか」という、未来にどれだけ使うかの観点で評価できる状態にいるハズです。
また買いたくなったら、その時考えて、また買えばいいんですよ。
2-3.捨てるまでもない、は失っているモノに気づけ
これは、捨てないことを正当化するためのただの言い訳です。断捨離と同じで、要らないものを持っておくことは、マイナスにしかなりません。如何に悪であるか・・・分かってはいたものの、正当化しようとなんとか言い訳を見つけてくるものですね。
このあたりは、一日一捨の記事の方で詳しく書いていますので、合わせてお読みください。捨てた方が、どれだけ自分のためになるのか・・・
サトウは、「本」に対しては、何故かここを軽視していました。
3.本を気持ちよく捨てるための5つの質問
本を捨てるのが苦手な方は、気持ちよく捨てられるようになる質問を使ってみましょう。
捨てる基準を明確にして、あなたにとって不要なもの減らすことが出来る、かなりパワフルな5つの質問です。コーチングのクライアントに教えてもらったものを、一部アレンジしました。
- もしなくなったとして、これを買い直すか?
- 長期の旅行や滞在に持っていきたいものか?
- 欲しい人に、自信を持って薦められるものか?
- あの日に戻れたとして、やはりこれを買うか?
- 5年後の自分はこれを読んでいるか?
No!なら迷わず捨てろ、です。変な条件づけはしない方がいいです。10冊あったら2冊しか残せないというつもりで。あなたにとって大事なものを選び取ってください。
4.本を捨てることがラクになるおまじない
それでもやっぱり、本を捨てることに罪悪感を感じるかもしれません。そんなあなたは、このおまじないを唱えてみてください。
「今の自分」にはもう必要ない、ということに気づかせてくれてありがとう。
捨てることで、手放すことで、スペースが空きます。スペースがあけば、今のあなたにふさわしいものが入ってきます。それが自然の摂理です。
スペースがあいていなければ、物理的に入ってくることはできません。あなたが、古い自分を捨てて新しい、進化した自分になるために・・・どうしても、「不要なもの」は捨てていく必要があるんです。
罪悪感ではなく、感謝の気持ちでモノを手放せば、新しいモノを気持ちよく迎えることが出来ます。
おわりに
目下の懸念だった本が、なんとかスッキリ片付きました。最後に大きな気づきを与えてくれた本たちに、感謝を示します。
バイバイ。タイミングの合わなかった本たち。良い気づきを与えてくれて、ありがとう。
あなたも、大部分を手放し、スッキリした状態を取り戻してみてくださいね。