ひとりビジネスのコーチやコンサルタントやセラピスト、士業なんかは、「自分自身」が商品のようなもの。ブログで情報発信して、情報を届けたいと思っていることでしょう。
でも、「webで集客」と何となく考えて、何となくブログを始めた結果・・・
いつも、ネタが無い!
という状況に陥っていませんか?
この記事では、ブログネタの発掘法をご紹介します。ネタ切れをなくす5つの方法を使いこなせば、いかに自分の周りにネタが眠っていたのかが分かります。
ネタがない・・・という悩みの他にも、
- 書くことが無い
- 書き疲れた
- 書いても全然見込み客が集まらない
という表面的な悩みを感じているかもしれません。
が、究極は「ネタが無いから、考えるのがめんどくさい」でしょ?ネタがあって、届けたい情熱があれば、書く気になるもんです。
というわけで、ネタをどんどん発掘していきましょう。
ざっくり見出し
はじめに ~書けないのはあなただけじゃない~
本論の前にちょっとだけお伝えしたいことがあります。
それは、書けない、続かない、ネタが見つからない・・・のは、多くの人の共通した悩みであるということです。起業塾に通って分かったんですが、ブログやメルマガを書き始める人は多くても、それを着実に続けられる人は多くないです。
ブログが続かない要因を突き詰めれば、『ネタがない』ということです。
で、「今日は何を書こう・・・」から始めるので、パワーがいります。めちゃくちゃ大変。なんとかネタをひねり出して、書き始めても、
「ああ、やっぱこのテーマじゃ書けないな・・・」
ってなって、途中で手を止め、下書きに戻したり、消したりしてしまうんですよね。
結論から言うと、ネタをいかに探して、ストックしておくか。それが大事です。考え方を知れば、日々のことが全てネタになります。
1.記事作成マインド:同じことは何度書いてもOK
まずひとつめは、記事作成のときのマインドの話。切り口さえ変わっていれば、同じようなことは何回書いてもOKです。
ネタを出すときに、「同じようなこと、この前書いたしなぁ・・・」という理由で却下してしまうことがあります。が、これは勿体ない。切り口さえ変われば、同じ結論の文章を書いてもOKです。
むしろ同じ内容を何度も伝える方が「この人の話は一貫性がある!」と感じます。それは信頼につながります。
「毎回違うことを書かなきゃいけない」は、あなたの単なる思い込みです。読者は、全ての記事を見ているわけではないですし、全ての記事を見たいタイミングで読めているわけでもないです。
過去記事のリライトも立派なブログ記事
過去のブログ記事を修正・更新するのも、立派なブログ更新です。
特に、アクセスが集まっている記事に加筆すれば、さらに記事の質が上がってよりアクセスが集まるようになります。一回書いたら終わり!ではなく、何かあったら都度更新してOKです。
更新して最新の情報にして、また新たな視点で読んでもらいましょう。
そのためには、アクセスを分析出来るような状態にしておきましょう。
2.伝えたいメッセージを整理、カテゴライズしておく
ふたつめは、自分の中の整理です。要は自己分析しましょうね、ということです。
あなたの提供しているブログで、あなたは何を書きたいのでしょうか?あなたの読者は、どんなことを知りたがっているのでしょうか??
あなたのメインコンテンツとメッセージは何?
メインコンテンツ・サブコンテンツを予めピックアップして、伝えたいメッセージに整理しておきましょう。
サトウだったら、コーチング、チャレンジ、ライティング。この3つがメインコンテンツです。そこに付随して、伝えたいメッセージもあります。
- チャレンジが人間を成長させる
- とりあえずやってみて、結果を見て修正する
- 書いていくうちに上手くなる
- 習慣が何よりも大切
- 結果は遅れてやってくる
- 完成形を描いて、そこに到達するように進める
- 全ての経験はリソースになる
- 困ったら、勇気のいる方を選択する
・・・などなど。
あなたは、どんなメッセージを伝えたいのでしょうか??
あなたのサブコンテンツは何?
また、読者の興味のありそうなこととして、サブコンテンツを持っておくのも良いです。サトウなら、マインドセット、習慣化、マーケティング、ちょっとしたTIPS・ツール。といったところです。
あとは、サトウのことを知ってもらうために、将棋のことを書くときもあります。(もちろん、そこから、ビジネス的なメッセージにつなげるように書きます)
サブコンテンツは、あなたの「出来ること」「これまでの経験」などでも良いでしょう。
ブロガーや有名人ブログとの違い
一般のブロガーさんは、ニュースやトレンドに乗って話を展開しています。扱うジャンルも広く、「より多くの人に」見てもらうのが目的です。
有名人のブログでは、日々の出来事を日記のようにしてUPするだけでOK。固定のファン=読者に喜ばれるからです。
いずれの場合も、ブログを「どう使うか」を決めて、その戦略に載せて記事を書いています。
我々のような、コーチが仕事の一環としてブログを書く場合は、お客さん像に近い属性の人に有益な情報を提供して、「この人の書く記事は面白い」とか、「この人は信頼できる」と思ってもらいたいわけです。
ニュース・トレンドにただ乗ってみたり、自分の日記のように書いても、読んでほしい人に伝わる記事になるとは限りません。
適切にカテゴリーを分けていますか?見込み客はどんなことに興味があるのか、知っていますか?ライバルが何を書いているのかをリサーチしていますか??
あなた自身の扱うテーマやメッセージを明確にしましょう。明確になれば、自動的にそれに対してアンテナが立ちます。
3.エピソード・ストーリーと紐づけて書く
みっつめは、身の回りの出来事と紐付けるということです。
これは、知識・ノウハウ・教訓をそのまま語るのではなく、ストーリーやエピソードに乗せて語るということです。
メッセージだけ伝えると、説教臭い文章になりがち
あなたの伝えたいメッセージを、ただそのままメッセージだけを伝えても、あまり効果的ではありません。教科書みたいな記事になったり、説教臭くなったりしますし、同じ記事を書けません。
でも、あなたのストーリーやエピソードで始めて、気づき・教訓に結びつけていけば、エピソードの数だけ記事を作れるんです。
例えば、コーチングで「傾聴が大事」と言うことを書こうとした時。
「傾聴とはこういうことで、聴き方はこうして、気を付けるのはこれとこれで・・・」とノウハウを伝えるだけでは、無味乾燥な教科書的な記事になります。これは、整然とした1記事があれば足りてしまいます。
エピソードは、リアリティ・興味性・共感性を生む
でも、その「傾聴に関する自分自身の体験談」に乗せると、記事は無限大に書けます。
例えば・・・こんな出来事があったとします。
忙しい仕事中。資料作りに追われていたときに後輩から話しかけられた。
ついつい、パソコンを打ちながら後輩の話に相槌を返していたら、急に後輩が怒り出して、「サトウさん!ちゃんと話を聞いてくれてるんですか!」と言われてしまった。
そのあとで、後輩の方に向き直して話を聞こうとしたが、彼はもう私の話は聞いてくれなかった・・・
後に分かったことだが、人間関係のトラブルの話で、育成係だった私を頼って相談しに来たんだそうだ。しかし、この聞き方をしてしまったばかりに、彼との信頼関係は大きく崩れてしまった。
この出来事をきっかけに、相手の話をしっかり聴く「傾聴」が大切だと身に染みた。
これは事実だけを書いた文章ですが、もっと情景描写や会話調に書いていくと、よりありありと情景が浮かぶようになります。
そして、出来事⇒気づき⇒メッセージ、と落とし込めますよね。最終的に「傾聴が大事」でも、そこに至るまでの出来事・エピソードが変われば、全然OKなんです。
例えば・・・タイトルから、変わってきますよね。
・あなたは「傾聴」でこんな間違いをしていませんか?
~部下との信頼関係のカギは「聴く」ことにあった~
・プロコーチの傾聴力。5年後の自分のイメージを明確にしてくれた聴き方の5つのポイント
こんなテーマで、記事が書けるわけですよね。
だから、常に自分の伝えたいメッセージを明確にしておき、メッセージにつながるエピソードを普段から収集することを心掛けましょう。
4.アイディア出しToolを使って事前にストックする
アイディア出しの方法として、「ツール」を使うということは有効です。自分の頭の中だけで考えると限りがありますが、ツールを使うと、その考えをロジカルに進めることが出来たり、頭の外からの刺激を受けることが出来ます。
アイディアさえ出れば、「そういう視点でも、また記事が書けるな」と、新たな記事案を作ることが出来ます。
自分の頭の中を整理するツール
志向を整理するツールがたくさんありますよね。
マインドマップとか、マンダラチャートなどが有名です。
手書きでももちろんOKですし、パソコンやスマホのツールを使っても良いでしょう。
自分の頭の外からの刺激を受け取るツール
自分の頭の外からの刺激を受けた方が、色々な自分に無い視点のアイディアが出てきます。検索すれば、便利なツールは出てきます。
僕がよくアイディア出しで使ってるのは、このサイトです。
アイディア生産工場
5.日々、目的を持って活動し、記録する
最後は、日々の活動からブログネタを収集するという事。これに尽きます。
- イベントに行った
- 人と会った
- 目で見たもの、耳で聞いたもの
- 話の中で感じたこと
- 自分の失敗からの気づき
- 自分の上手く行ったことからの気づき
- 凄いと思ったこと
- 残念と思ったこと
全て、ネタになります。全てをストックしておきましょう。
管理する先は何でもOKです。
Evernote、Twitter、ボイスメモ、TodoistなどのTodo管理ツール・・・自分のやりやすい方法で問題ありません。
が、おススメはどこか1ヶ所に集めることです。「全てのアイディアはここにある!」という状態を作っておくと、ブログ記事を整理するときに便利です。
おわりに
アイディアは、自然に思いつくときもありますが、それだけでは詰まります。ブログネタを書くための5つの方法をよく理解して、積極的にアイディアを出していきましょう。
あなたの書いた記事によって、読者に気づきを与え、行動を変え、人生を変えるキッカケになる可能性があります。
「アイディアが出ない」なんて言っている暇はありません。あなたの熱のこもった記事を、待っている人がいます。