マーケティングコーチのサトウです。
一昨日の
プロフェッショナル仕事の流儀は、
『言葉ハンター』
辞書に載せる言葉を拾う、
言葉の専門家 を取り上げていました。
「黒歴史」という言葉を
辞書に載せようかどうかの
検討をしていました。
その言葉の意味を
明確に定義していくのですが・・・
「なかったことにしたい歴史。」
⇒
「人に知られては困る、(恥ずかしい、)
なかったことにしたい歴史。」
と推敲を重ねていました。
この1文の有り無しは、
ニュアンス付けに大きな意味を持ちます。
彼は、こんなことを言っていました。
『辞書を使う人に、
「よく分かってる」と
思わせるものでないといけない』
と。
『そう思ってもらえないと、
もうこの辞書を使ってもらえなくなる』
とも。
しっかり出典も明記するとのことで。
「元々がアニメか・・・」と、
敬遠する人も、
そうでない人も、
選んで使ってもらえるように
しているのだとか。
深い。
「顧客目線」だと感じました。
辞書って、誰が使っても良く、
使う人を選ばないものですよね。
それであっても、
「使う人ひとりひとり」のことを
考えている・・・。
言葉のプロからの、
真摯さと誠実さが伝わってきました。
顧客目線。
それが無いと、
「使ってもらえなくなる」
ほどに。
全てのビジネスで、大切な要素です。
ジムのサウナも、
捨てたもんじゃないですね。
それでは、また。