セルフコーチングができる人、できない人

マーケティングコーチのサトウです。

“答えはクライアントの中にある”

“クライアントを100%信じて、
 クライアントから答えを引き出す”

コーチングを学ぶと、
そんなことを言っている人がいたり、
書籍に書かれていたりします。

こう聞くと、こんな疑問が出てきます。

『だったら、自分でそれを
 引き出せればいいんじゃないの?』

『コーチなんて雇う必要、あるの?』

そう、自分で自分にコーチする
セルフコーチングという方法があります。

今日はこの・・・
セルフコーチングができる人、
できない人についてお伝えします。

冒頭の文章はもちろん、
ある意味では正しいです。

コーチはクライアントに指図したり、
何かを教える存在ではありません。

ですから、
『クライアントが答えを出す』

確かに。もっともなように聞こえます。

でも、これは実は・・・

コーチングの一面しか見ていません。

そもそも『Coach』の語源は、馬車。

行きたい目的地に早く、
安全に到達するための道具です。

コーチをつける目的は何でしょう?

それは、ビジネスやプライベートで、
『行きたい目的地』に行くこと。

・・・つまり、

『成し遂げたいゴール』を達成するため

です。

そして、そのゴールは、

自分にとって『チャレンジなこと』
のケースが非常に多いです。

普通の生活の延長線上にあるゴールなら、
わざわざお金を払ってまで
コーチをつける必要が無いからです。

『コーチと話してスッキリしました!』
という類の、『お悩み解決系のコーチ』は

本来のコーチングではないのでご承知おきを。

で。

成し遂げたいゴールにチャレンジするのに、

『クライアントの中に答えがある!』

のは正しいのでしょうか?

コ『どうやったらいいと思いますか?』

ク『それを知ってりゃ自分でやってるよ!』

通常のコーチングであっても、
こんなことにもなりかねません。

ましてやセルフコーチングであれば、
セルフツッコミになってしまうことも・・・

容易に想像できます。

本来のコーチングは、

『ゴールを達成するために、
 クライアントの行動を促進すること』

です。

なので、クライアントにどんどん行動を
起こさせることが必要です。

そのためには、

クライアントから引き出す『だけ』ではなく、

情報提供するし、
アドバイスするし、
ブレインストーミングするし、
リクエストするし・・・

色々な方法があります。

だから、色々な知識がないと、
セルフコーチングは機能しません。

『どんな自分になっていたいか』
『10年後の自分を思い描く』
『その時、手にしているものは・・・』

とかの、
『ゴールセッティング』や
『ビジョンメイキング』なら、

効果を発揮することでしょう。

もちろん、前提として・・・

いい質問集をお持ちであれば。

ということになりますが。

セルフコーチングを機能させるには、

効果的な『テーマ』を限定することです。

行動面でも促進させるのであれば、
それなりのリソースがあって、
それを如何に組み合わせるか。。。

そこまでできている人であれば、
「それなりに」は機能しますよ。

でも、やれば分かりますが・・・

「人と話す」ことでしか得られないものが、
結構大きいんです。

それについてはまたの機会に、お伝えします。


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