餅屋の餅が愛される理由

サトウです。

お正月の食べものの言えば、お餅。
おせち料理よりもお餅が好きです。

お餅なんてスーパーで買って食べるもの。
あなたは、そう思っていませんか??

「餅は餅屋」って言葉がある通り、餅屋の餅は格別です。

今日はそんな、お餅の話。

海苔巻いて食べてもよし、お雑煮にしてもよし、お汁粉にしてもよし。
お餅が美味いのは、サトウの中では「食べ物」として美味いものの位置づけです。

何食っても美味い、みたいな。

うどんやカレーもそれと同じで、言い方を悪くすれば「不味くなる要素がないもの」と言う類の食べ物として認識していました。

この分類の食べ物の特徴は、平均点は超えてくるものの、そこから突き抜けづらい。「何食ってもそこそこ美味い」どまりになりがち。
冷凍うどんも、はなまるうどんも、つるとんたんも、みんな「美味いな」ってサトウは感じてしまうわけです。

でも、餅に関しては認識を変えられました。

「餅は餅屋」。

コレ、名言です。

5年ほど前のことです。

新卒で入った会社の同期の森君が、会社を辞めて実家福井県の餅屋を継ぎました。
もともと「数年で辞めて戻る」って話を聞いていたので、驚くこともなかったのですが。

辞めた翌年の正月に、当時の上司が、「森んとこの餅買うけど、他に希望者いたらまとめて買うぞー」みたいなことを言い出して、それに乗っかったんですよ。

とはいえ、正直。
まーーーー、餅じゃないですか。

「何食ってもどうせ美味い系食べ物」だし、めちゃくちゃ期待してた、ってわけではなく。

どうせ買うならそこで買ったろ、ぐらいのつもりだったんです。

年末、クリスマスを過ぎたあたりに会社にまとまって届き、それを注文の数ずつ分配してみんなで持って帰り、各々の正月で楽しんだわけですね。

で。フツーの餅と同じような感じで焼いたんですが・・・

これがもう、美味いのなんの。

まず、膨らみ方からして違う。
こんなにプクーーーってなるんかって思うぐらいに膨らむ。

オーブントースターの網の下側にも回り込んで膨らむほど。

で、アツアツを取り出して醤油付けて食べると・・・
外はパリパリ、中はモチモチ。

こんなに美味い餅があるのかと感動するほどです。

「ああ、これが餅か」と。
再認識です。

餅は餅屋。

言葉としては使ったことあったけど、実感したのは初めてでした。
それからずっと、正月のお餅はそこで買うのが慣例になりました。

一回、本当にいいものを経験してしまうと、それをずっと利用し続けたくなりますよね。逆に、中途半端で満足を得ることが出来なければ、他の類似品に手が伸びてしまうのです。

あなた自身は、こんな「餅屋」でしょうか??

それほど魅力的な「餅」を作り続けていますか??

「餅は餅屋だな」って思わせるよう、あなたの餅をより質の高いものに変えていきましょう。

それではまた明日。
今年はあとたったの35時間で終わりですね。

悔いのない一年に出来ますよう。


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