サトウです。
とんでもないニュースが入ってきました。
将棋の三浦九段のスマホを用いた不正「疑惑」のニュース。
あなたももう見かけたかもしれませんね。
将棋にかかわる人間としては、衝撃を隠せません。
今日はそれに対してのメールです。
どれほどまでに衝撃なのか、わかっていただきたくて。
三浦九段と言えば、A級の常連、トップ10の中に入るような、
いわゆる「トップ棋士」の一人です。
羽生さんのタイトル7冠全制覇の一角を崩したのも彼ですし、
プロ棋士から見ても「研究家」としても知られています。
将棋にめちゃくちゃ熱心ですし、武骨な、愚直な雰囲気すらあります。
正直、スマホもそんなに使えないだろうと個人的には思うぐらいです。
(失礼。。。)
最近、コンピュータ将棋も本当にすさまじいほどの発達を見せており、
今やトッププロに匹敵、あるいはそれ以上とも、との声もあるぐらいです。
スパコンで強い、という話ではなく。
ノートPCでも、もっと言うとスマホですら、
かなり強力なソフトがこの夏に出ています。
そういうソフトに対しての厳密なルールは決まっていなかったので、
確かに、不正をする土壌はあったとも思います。
でもそれを言うと、過去でも離席時に「助言」があってもおかしくない環境でした。
そういった疑惑は「モラル」の範囲に収まっていたのです。
今回の不正疑惑がニュースになる1週間前に、
「スマホ持ち込み禁止令」が正式に発表され、12月から施行されることが決まっていました。
逆を言えば、12月まではグレー。
そんな中で発表されたニュースでした。
ただし、よくニュースを読むと、「スマホ疑惑」での処分ではなく、
疑惑が解消されずに、休場を願った三浦九段に対し、
連盟側が休場届の提出を求めました。
その「期日までに休場届が出されなかったこと」への処分のようです。
ちゃんと読まないと、スマホ疑惑で休場⇒不正をやったんだろう、
と取られかねない処分です。
これはちょっと、ひどい。
すごく煮え切らない。
白黒つけないまま一人の棋士の評判だけが下がってしまいます。
サトウとしては、
「三浦九段がそんなことするはずないだろう」と思う一方、
「ロクな根拠なしに処分するはずないだろう」との思いあり、戸惑っているのが正直なところです。
※サトウもちろんは三浦九段は不正してない、を信じるスタンスですよ。
どっちに転がるのか、あるいはこのまま収束してしまうのか。
将棋界へのダメージはありそうですね。
「不正の起こりえない仕組みの構築」は急務ですね。
疑われたままでは将棋が指せない、は事実でしょうから。
「内部統制」が騒がれて久しいです。
ビジネスの世界でも、あらゆる「不正が起きない仕組み」を
構築することが求められています。
モラル、で収められる時代でなくなったのが、
少し悲しいですが・・・
自分の身は自分で守る、
君子危うきに近寄らず、が一番良さそうです。
それではまた明日。