「自分の強みって何だろう?」
「何で勝負すればいいのか分からない…」
40代になって副業や起業を考え始めたとき、多くの人がこんな悩みにぶつかります。実は私も、会社員として10年以上働いてきたのに「自分の武器になるものが何もない」と感じていた一人でした。
でも安心してください。自分の強みは必ずあります。ただ、見つけ方を知らないだけなんです。
この記事では、40代から副業・起業で成功するために必要な「売れる強み」を見つける具体的な3ステップをお伝えします。最後まで読めば、あなたも自分だけの武器を手に入れて、自信を持って次のステップに進めるはずです。
ざっくり見出し
自分の強みは「意外と他人の目」にある|見つけ方の本質と3つの根拠
「自分のことは自分が一番よく知っている」と思いがちですが、実は強みに関しては他人の方がよく見えていることが多いんです。
なぜなら、私たちは自分の強みを「当たり前のこと」として捉えてしまい、過小評価してしまうんです。あなたにとって簡単にできることでも、他の人には難しいことかもしれません。
成功体験に共通する「得意パターン」に注目
まず、過去の成功体験を振り返ってみてください。学生時代のプロジェクト、仕事での実績、プライベートでの達成してきたこと…これらに共通するパターンがあなたの強みです。
例えば:
- いつも周りの人をまとめる役割になっていた → リーダーシップ
- 複雑な問題を整理するのが得意だった → 分析力・構造化思考
- 人の話を聞くのが自然にできていた → 傾聴力・共感力
「そんなの誰でもできるよ」と思うかもしれませんが、それがまさにあなたの強みなんです。
他人からのフィードバックは”気づかない強み”の宝庫
職場や友人から「○○さんって、いつも△△だよね」と言われることはありませんか?この何気ない一言の中に、あなたの強みが隠れています。
サトウがコーチングをしていて気づくのは、クライアントさんが一番驚くのは「他人から見た自分の印象」なんです。サトウであれば、こんなことを他の人によく言われます。
- 「説明が分かりやすい」
- 「アイデアが豊富」
- 「安心感がある」
- 「行動力がある」
どれも自分では「まぁ、それぐらい普通なんだけどな…」と思うことばかりです。でも、これらの言葉を「お世辞」で片付けてしまう人が多いのですが、それはもったいないんです。他人が感じる価値こそが、あなたの売りになる強みなんです。
「情熱・夢中・自然体」の中に本当の強みが眠っている
時間を忘れて取り組んでしまうこと、気づいたら詳しくなっていることはありませんか?
強みは「努力している感覚がない」「自然にできてしまう」領域にあります。なぜなら、それは生まれ持った才能や長年培ってきた能力だから。
例えば、SNSを見るのが好きで気づいたらマーケティングに詳しくなっていた、人の相談に乗るのが好きでコーチング的なアプローチができるようになっていた、など。
あなたが「当たり前」だと思っていることこそ、他の人には価値ある能力かもしれません。
よくある不安や誤解|「自分には強みなんてない」の正体とは
「強みを見つけよう」と言われても「自分には特別な才能なんてない…」と感じる人は多いです。でも、それは大きな誤解なんです。
「自信がない」≠「強みがない」
自信がないからといって、強みがないわけではありません。日本人は特に謙虚な文化があるので、自分の良いところを認めることに慣れていないんです。
実際、私がコーチングセッションで「あなたの強みは何ですか?」と聞くと、ほとんどの人が「う〜ん…」と困ってしまいます。でも、具体的な質問をしていくと、必ず素晴らしい強みが見つかるんです。
強みは「発見する」ものではなく「認識する」もの。あなたにも必ずあります。
「比較」ではなく「内側」を見ることがカギ
「あの人に比べて自分は…」という比較思考が、強み発見の最大の敵です。
強みは相対的なものではなく、あなた独自の価値です。同じ「人と話すのが得意」でも、その人らしさや背景によって全く違う価値になります。
- Aさん:技術的な話を分かりやすく説明できる
- Bさん:相手の気持ちに寄り添って話を聞ける
- Cさん:場の空気を読んで適切なタイミングで発言できる
どれも「コミュニケーション能力」ですが、それぞれ異なる価値ですよね。
小さな違和感・褒め言葉がヒントになる理由
「なんでみんなこれができないんだろう?」という小さな違和感や、何度も言われる褒め言葉に注目してください。これらはあなたの強みが自然に発揮されているサインです。
疑問・違和感から強みを見つける事例は、以下のようなものです。
- 「どうしてもっと効率的にやらないの?」→ 改善・最適化が得意
- 「○○さんがいると安心する」→ 安定感・信頼感を与える力
- 「いつもポジティブですね」→ 前向き思考・モチベーション喚起力
これらの「当たり前」の中に、あなたの武器となる強みが隠れています。
【保存版】自分の強みを見つける3ステップとおすすめ診断ツール
では、具体的にどうやって強みを見つけていけばいいのか、実践的な3ステップをお伝えします。
STEP1|過去の成功体験から「得意パターン」を抽出
まず、過去5年間の成功体験を5つ書き出してください。仕事だけでなく、プライベートでも構いません。
- プロジェクトリーダーとして チームをまとめ、期限内に成果を出した
- 後輩の相談に乗って、その人が成長するのを見守れた
- 家族旅行の計画を立てて、みんなに喜んでもらえた
- 資格取得のために計画的に勉強して合格した
- 友人の結婚式でスピーチして、会場が盛り上がった
次に、これらの成功体験に共通する要素を探します。
- どんな役割を果たしていたか?
- どんな能力を使っていたか?
- 他の人と違う部分は何だったか?
この分析から、あなたの「得意パターン」が見えてきます。
STEP2|他人の声から「意外な強み」を発見
今度は周りの人からの声を集めてみましょう。これまでに言われたことがある褒め言葉や、よく頼まれることを思い出してください。
- あなたがよく相談される内容は?
- 「さすが○○さんだね」と言われることは?
- 「○○さんといえば?」と聞かれたら、どんな答えが返ってきそう?
- 苦手だと感じることでも、なぜか周りから評価されることは?
恥ずかしがらずに、信頼できる友人や同僚に直接聞いてみるのもおすすめです。「自分の強みを知りたいので、率直な意見を聞かせてください」と。意外な発見があるはずです。
STEP3|コーチング質問で「内面の強み」を深掘り
最後に、自分の内面にある強みを掘り下げましょう。以下の質問に、時間をかけて答えてみてください。
- 時間を忘れて没頭してしまうことは?
- 「これは他の人よりもうまくできるな」と感じることは?
- 子どもの頃から自然にやっていたことは?
- ストレスを感じずにできることは?
- 「なぜみんなこれをやらないんだろう?」と思うことは?
これらの答えの中に、あなたの本質的な強みが隠れています。
強み発見に役立つ診断ツール3選
自分一人では客観視が難しい場合は、診断ツールも活用してみましょう。
グッドポイント診断(リクナビNEXT)
- 無料で利用可能
- 18種類の強みから上位5つを診断
- 転職活動にも活用できる精度の高さ
16Personalities
- 世界で最も利用されている性格診断
- あなたの性格タイプから強みを発見
- 具体的な職業適性も分かる
ストレングスファインダー(CliftonStrengths)
- 有料(約2,000円)だが非常に詳細
- 34の資質から上位5つを特定
- 世界中のビジネスパーソンが活用
これらの診断結果と、先ほどのワークを組み合わせることで、より確信を持って自分の強みを言語化できるようになります。
ツールに関しては、こちらも参考にしてみてください。
強みを見つけた人はどう行動した?|リアル事例と参考記事
実際に強みを見つけて行動に移した人たちの事例をご紹介します。
得意パターンに気づいた人の共通点
営業職のAさんは、自分の成功体験を分析した結果、「相手の立場に立って考える力」が強みだと気づきました。
これまでは「営業成績がいい」程度にしか思っていませんでしたが、実際には3つの強みの組み合わせが大きな武器だったんですよね。
- 顧客の本当の課題を見抜く力
- 相手が理解しやすい説明をする力
- 信頼関係を築くコミュニケーション力
現在は、これらの強みを活かした副業として、営業のコンサルティングを始め、本業の経験を活かしながら着実に収益を上げています。
他人の一言がきっかけで自信が生まれたケース
事務職のBさんは、いつも同僚から「資料が見やすい」「説明が分かりやすい」と言われていました。
最初は「当たり前のこと」だと思っていましたが、ある日先輩から「Bさんの資料は本当にプロ級だよね。研修講師とかやったらいいのに」と言われて、ハッとしたそうです。
今では「分かりやすく伝える専門家」として、企業研修やセミナー講師の仕事を始めています。
「当たり前」だと思っていたことが、実は貴重なスキルだったんですね。
まとめ|今日から「自分の強み」を武器に変えるために
まずは診断・棚卸しから始めよう
強みを見つけるために、今日からできることは:
- 過去の成功体験を5つ書き出す
- 周りの人からよく言われることをメモする
- 診断ツールを1つ試してみる
完璧を求めず、まずは「知る」ことから始めましょう。
言語化できれば、行動が変わる
強みを言語化できると、自己PRや提案書、営業トークなど、あらゆる場面で自信を持って話せるようになります。
「私の強みは○○です。具体的には△△ができるので、□□という価値を提供できます」
このように明確に言えるようになったとき、あなたの可能性は大きく広がります。
「強み」は未来への投資
自分の強みを知ることは、単なる自己分析ではありません。これからのキャリアを戦略的に築いていくための投資です。
40代からでも遅くない。むしろ、経験と強みが組み合わさった今だからこそ、価値の高いサービスや商品を生み出せるんです。
あなたの中に眠っている「売れる武器」を見つけて、自信を持って次のステップに進んでください。きっと素晴らしい未来が待っています。
この記事を読んだ今が、強み発見のスタートラインです。まずは3ステップの STEP1 から始めてみませんか?あなたの成功体験を5つ、紙に書き出すことから始めましょう。