悪魔の証明

サトウです。

日曜は気になったニュースの紹介をしています。

今回は、つい先日発表された、
将棋界を驚かせるニュースについてお伝えします。


プロ棋士の対局中に、2つの規制が加えられました。
 ・対局中のスマートフォンなどの電子機器の使用禁止
 ・対局場からの外出禁止

いよいよきたか、という感じです。

近年、将棋ソフトが非常に強くなりました。

トップの強さのソフトは、いまや平均的なプロ棋士以上、
一部のソフトはトッププロにも匹敵する強さと言われています。

そんな背景があり、将棋連盟に「スマホ持ち込み禁止」となりました。
ソフトの差し手を参考にする、いわゆる「ソフト指し」の疑惑を払拭するためです。

サトウにとっては、プロ棋士は尊敬の対象。

「プロが人生をかけている将棋に、ソフト指しをするわけないだろう」
というスタンスなのですが。
以前から、インターネットなどでそういう疑いをかけられている棋士がいることは事実です。
(連盟で不正による処罰などがなされたことはありません)

とはいえ、100%使わないかと言われると・・・

確かに、100%とは言い切れないですね。
人間は置かれた状況によって、行動が変わってしまうことがありますから。

人生をかけている分、絶対に負けられないこともありますから。

いずれにせよ、その疑いを晴らすのは普通の証明では出来ません。

「不正をやった」ことは一瞬で見つけられますが、
「不正をしていない」ことは・・・非常に困難。

いわゆる「悪魔の証明」です。

プロ棋士たちはもちろん、そんなことをやらないし、
疑ってすらいないかもしれません。

しかし、性善説でやっていても、外野からの疑惑は抑えられません。

ですから、こういう規制が敷かれてしまっても、やむを得ないでしょう。

プロ棋士が疑われているようで、心苦しく感じましたが、
プロ棋士の6割が賛同しているようです。

6割が賛同していることには少し驚きましたが、
疑われているままでは嫌ですからね、当然ですか。

とはいえ、外出まで禁止するのはどうかと思います。
気分転換も必要でしょうし、「考えない時間」を作ることも大切ですからね。。。

時代が変われば、ルールも変わってきます。
守るべきところはしっかり守りつつも、時代の流れに乗って、
常に進化させていきたいですね。

それではまた明日。


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