将棋の羽生善治永世七冠が『国民栄誉賞』受賞決定! 囲碁界の井山七冠も同時受賞

羽生善治永世七冠への『国民栄誉賞』の授与が決まりました。

将棋ファンとして、いち羽生さんファンとして嬉しい限りです。せっかくの機会。今日は羽生さんを、改めて将棋普及指導員:サトウ目線で紹介します。

将棋界で20年以上もトップを走り続け、牽引し続けている羽生さんですから・・・別に受賞すること自体に驚くわけではないですが、現役のうちに受賞したかーーって感じです。

お隣、囲碁界の井山さんが七冠に返り咲き、というのも相まったのでしょうか。

いずれにしても、喜ばしいことには変わりありません。

将棋好きであれば、羽生さんはみんな大好きです。その一方で、将棋好きではない人からも『将棋と言えば羽生さん』と認知されているところも、凄さですね。

最近は、加藤一二三九段や藤井聡太四段が話題に上り、それを契機に他のプロ棋士もテレビを始め様々なメディアに出てきていますが、羽生さんの認知度は圧倒的でしょう。

私のような将棋ファンばかりではないでしょうから、改めて、羽生さんの凄さを将棋普及員サトウの目線で紹介していきますよ。

1.タイトル通算99期。超・超圧倒的な実績!

まず、なんといっても実績が圧倒的に凄いんです。

「凄いのはなんとなくわかるけど、どれだけ凄いのか!?」という疑問をお持ちのあなたに、・・・こんなまとめをご紹介します。

A:羽生はどれくらい凄いの?
B:簡単に言うと、日本の将棋界には7つのタイトルがある。
A:うん。
B:過去10年間だと、延べ70人のタイトルホルダーがいるわけだ。
A:うんうん。
B:その70人のうち、半分の35人が羽生だ。
A:( ゚д゚ )

2018年1月5日時点で、タイトル獲得数は99期。歴代トップ。

羽生さんのデビューの1985年の12月。32年が経つんですが、平均して三冠以上

タイトル戦って、将棋界のトップが戦う大一番なわけですよ。実力者はもちろん、勢いのある若手棋士がタイトル戦に挑戦してくる中で、常にタイトルに関わる戦いをしています。今時点でも、竜王と棋聖の二冠を保持しています。

1995年には全てのタイトルを独占し、『羽生七冠誕生』ってフィーバーしたのを覚えている方もいらっしゃることでしょう。『やっててよかった公文式』なんてCMにも出てましたね。

サトウはそのとき、小学生。。。まだ10歳ですよ。そこから今に至るまで、ずっとトップをひた走っています。

七冠を取ったあたりから、少し負けが重なると『羽生は衰えた』という声が、どこからともなく湧いてきます。昨年も、2つのタイトルを失って、一冠になった時期もあったんですが・・・

気づけば将棋界の最高峰のタイトルのひとつ『竜王』を獲得。通算七期目となり、『永世竜王』になりました。それで全てのタイトルの永世称号を持ち、『永世七冠』になったわけです。

『衰えた、衰えた』と言われて続けて20年。。。永世七冠で国民栄誉賞受賞。もはや神の領域です。

あ、そうそう。昨年から『叡王』っていう新しいタイトルが出来たんですが、これはまだタイトル未経験。だからこれから永世八冠を目指すことだって・・・可能かもしれません。

2.タイトル戦以外も普通に凄い

将棋界で注目されがちなのがタイトル戦なので、そちらをフォーカスしましたが、タイトル戦ではない『一般棋戦優勝』でも44回の優勝を誇ります。これも歴代トップタイ。

テレビでやってる『NHK杯テレビ将棋トーナメント』でも通算10回の優勝をして、名誉NHK杯選手権者にもなっています。実質八冠ですよね。

そして、なんといっても驚きなのがプロ入りからの通算成績は、1391勝563敗。

勝率にして何と7割1分2厘・・・驚異の7割越えです。

7割を超える人は若手で他にも数名いるんですが、ランクが上がってくると相手も強くなるので、どうしても勝率は下がってきます。6割5分あれば相当高い方。

それなのに、常にトッププロと戦い続けて7割超え・・・ですからね。

もう、なんて表現していいのか分かりません。

3.将棋がめちゃくちゃカッコいい

ただ強いから好き、ってわけじゃないんですよ。

将棋普及指導員のサトウ、毎日のように携帯での棋譜速報を見ているんですが・・・正直、好みではない棋風の方もいます。

お互いプロ同士で、極めて高いレベルでやっているんで、一手のミスが命取り。だから、安全に安全に、ってのもわかるんですが・・・サトウはもっとチャレンジングな手を観たい。

故・升田幸三先生もこんな言葉を残しています。

棋士は無くてもいい商売だ。

だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある。

羽生さんの将棋は、見ていて楽しいです。

『これまで、上手くいかないとされていた手』にも果敢に挑戦、しかもタイトル戦でそれをやったり。意表の作戦を採用したり。

終盤の相手の王様を詰ませに行くときも、魅せる手順で攻めに行くんですよ。

『えっ!?そんな手、大丈夫なの!?』って思ったり、プロの解説の人も迷うような手順で・・・そんな解説をするもんだから見ている側もハラハラ・・・

でも数手後には、『羽生さんの駒が働いてきた』とか、『なるほど、さすが羽生さんですね』となるんですよ。

いやぁかっこいい。

終盤の鮮やかな逆転もいくつもあり、その見事な手順から『羽生マジック』なんて呼ばれたりもしています。

魅せる将棋。たまらんのですよ。

記者会見でのコメントをお聞きください

記者会見、最後の質問はこんな内容でした。

記者:
19歳で初タイトルを取られて、昨年永世七冠になりました。今年で48歳になりますが、ずーーっとトップを走ってらっしゃいます。その秘訣っていうのはご自身でどういう風に思ってらっしゃいますか?

羽生さん:
そうですね。自分自身がいつも思っているのは、例えばマラソンとかを走っていた時に、トップになる必要はないとは思うんですけども、トップ集団にいることが常に大事だと考えてます。

その集団の中にいる中で切磋琢磨して、その時その時の流行のモノであったり、最先端のものであったりを取り入れていきながら前に進んでいく、ということを心掛けてやってきたつもりです。

積極的にリスクを取り、しかも大舞台でそれをためらうことなくやり続ける・・・その、チャレンジの姿勢こそが、羽生さんの強さなんでしょう。

これからも、ずっとずっと、応援していきます!!

あなたも、是非この動画をごらんください★

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